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東京マルイのガスブロハンドガン:グロック17
東京マルイのガスブロハンドガン:グロック17
2023年12月に東京マルイからグロックシリーズのニューモデルとしてgen5mosが発売。
東京マルイはこれまで2006年にgen3、2009年にグロック17カスタム、2020年にGen4の3タイプがモデルアップされており、本作のgen5mosで4作目のグロック17になります。
実銃のグロック17の来歴
グロック17の実銃が世に知れたのは、1983年に「Pi80」としてオーストリア軍の制式採用ピストルに選ばれたことから始まります。
当初、下馬評ではオーストリアの老舗銃器メーカーであるステアー社のGBやベレッタM92、SIG/SAUER等の製品が有力視されていましたが、大方の予想を覆して、銃器メーカーとはしては当時無名であったグロック社制式採用ピストルの座を射止めたことは、衝撃的でありポリマフレームピストルの時代の幕開けを告げるものでした。
実銃のグロック17が成功した理由
ポリマーフレームピストルのルーツのように扱われているグロックピストルですが、ポリマーフレームを採用したピストル自体は1970年代にH&K社のVP70によって実用化されていました。
グロック17がポリマーフレームの嚆矢として認知されたのはオーストリア軍での制式採用と、1980年代半ばにニューヨーク市警やFBIの制式ピストルとして採用され、アメリカ市場でコマーシャル的に成功したことによるものです。
東京マルイ 「グロック17 Gen5 MOS」の特徴
今回リニューアルされた東京マルイの「グロック17Gen5MOS」には、これまでのグロックよりも大幅な改良が施されています。
まず外観上で一番目立つのは、マイクロプロサイト搭載可能の新型スライドです。
これにより従来モデルよりも素早いサイティングが可能になります。と同時にこの新型スライドには東京マルイとしては初の高耐久カーボン入り樹脂を採用して、耐久性を高めています。
その次に目につくのが、フィンガーグループを廃したバックストラップ交換式のMHS(モジュラーハンドガンシステム)採用のグリップです。
そのほかの実用的な外観上の改良としては、左右の両方から操作可能なアンビスライドストップが挙げられます。
次に内部システムの改良点ですが、従来のモデルよりもシリンダー容量を20%アップさせた新型ブローバックエンジンと、より冷えに強い新型マガジンの採用です。
これによりリコイルショックとスライドのリカバリースピードが向上しています。これらの改良で、撃っていてより楽しいガスブローバックガンに仕上がっています。
東京マルイ「グロック17 Gen5 MOS」のレビュー
東京マルイが「グロック17 Gen5 MOS」の発売を発表した時、筆者を含めた多くのユーザーは「またグロックの焼き直しかよ」と感じたものでした。
しかし、実際に発売された製品を撃ったユーザーの感想は、「これが本当にHFC134aのガスブローバックなのか?まるでCo2ガスブローバックガンのようなキックの強さではないか」と。
発売開始時期は真冬の12月半ば、普通ならガスガンの元気が一番弱い季節です。
それにも関わらず「グロック17 Gen5 MOS」は強烈なリコイルとスライドスピードを保ったままマガジン全弾を撃ち尽くし、最終弾発射後のスライドストップまでしっかりと機能させていました。
これはシリンダー容量を20%アップさせたブローバックエンジンの賜物です。
以来、この「グロック17 Gen5 MOS」は多くのユーザーが求めるガスブローバックハンドガンとなりました。