エアコキライフルの飛距離を伸ばす禁じ手!流速チューンとは?

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エアコキライフルの飛距離を伸ばす禁じ手!流速チューンとは?

「エアガンの射程距離を伸ばしたい!」サバゲーをする人なら誰でも一度は思うことです。
でも現在はエアガンの銃口初速の上限が0.989ジュールと決められているので、電動ガンだろうとスナイパーライフルであろうと飛距離は横並びです。
そのため、電動ガンのアウトレンジから狙撃するというボルトアクションスナイパーの優位性はなくなり、
一部のM属性の人を除き、サバゲーでボルトアクションスナイパーになる人は、激減したのです。
それでも、スナイパーライフルの優位性を取り戻したいユーザーの手によって、現状の初速規制下でも飛距離を伸ばす手法が発掘されたのです。
それが「流速チューン」と呼ばれる方法です。今回はこの流速チューンについて、ご紹介します。

流速チューンの基本的な考え方

同じ銃口初速規制を受けながらも飛距離を伸ばせる「流速チューン」とは何か?と皆さんは疑問を抱くでしょう。
流速チューンとは、BB弾の飛行エネルギーが残りやすい重量弾の特性を生かして、BB弾の飛距離を伸ばす手法です、といっても分かりにくいですね。
そこで分かりやすいようにBB弾をゴルフボールと同じ大きさになるように丸めたティッシュペーパーに置き換えてみましょう。
同じ大きさのゴルフボールとティッシュ、同じ力で投げたらどちらが遠くまで飛ぶと思いますか?
当然、ゴルフボールの方が遠くに飛びますよね、
これは重たいゴルフボールの方が、飛行エネルギーが残りやすいために遠くまで飛ぶのです。
これと同じ事がBB弾にも言えます。
重たいBB弾が軽量弾よりも遠くに飛ぶと言われるのは、このためです。
この考え方を実現するために、エアガンのメカニズムに重量ピストン、長掛ホップパッキン、小径化したノズルなど取り入れたのが「流速チューン」です。

流速チューンの特徴とは?

先ほど、「軽量弾よりも重量弾の方が遠くまで飛ぶ」と述べましたが、これに疑問を持つサバゲーマーは多いのではないでしょうか?
何故なら、多くのサバゲーマーが、0.25よりも0.2gBB弾の方の弾道が伸びるのを実体験で感じているからです。
では、なぜ実際には0.25gBBの方が早く落下するのでしょうか?
その答えは、BB弾に掛かるホップ回転の差にあります。
0.2gBB弾よりも0.25gBB弾の方がホップ回転の掛りが緩いのです。
このホップ回転の掛りを0.2gBB弾並みにすると、同じ初速でも0.25gBB弾の方が遠くまで飛ぶのです。
この「同じ初速でも重量弾にも十分なホップ回転を与えて浮力を与え遠くまで飛ばす」というのが流速チューンの特徴です。

流速チューンを実現させるには

では「重量弾に十分な回転を与えられる条件」とはなんでしょうか?
それを実現させるには以下のものが必要です。


    1:重量弾に十分な回転を与える長掛ホップ
    2:重量弾を加速するピストンスピード
    3:そのスピードを出すための高レートのピストンスプリング
    4:BB弾の空気だまりの抵抗を押し切る重量ピストン
    5:空気の流出スピードを加速するための小径ノズル


これらの設定をすると初速は銃口初速規制上限を超えてしまいます。
そのため、インナーバレルカットによる初速調整が必要です。
さらに、長掛ホップでBB弾を押さえるほど、BB弾の後ろにエアの圧力溜めができ、この圧力によってBB弾を一挙に加速して強烈なホップ回転を与えるのです。
この圧力溜めの副効果として、流速チューンではホップを掛けるほど初速が上がるという現象がおきるのです。

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